RYU'S IT Room

 IT関連ニュースなどの旬な情報をもとにインターネットやコンピュータ、情報通信技術などについてわかりやすく解説を進めます。

Windows環境でAndoirdを使う方法

Sponsored Link

先日、カフェで仕事をさぼっている際(内緒)に、何気なく直ぐ近くのサラリーマンの使うノートPCを覗いたら、その人、Windows環境とAndroid環境を一台で使い分けていました。

確かにノートPCでも、時にAndroid環境が使えると便利なときってありますよね。

で、最近では簡単にWindows環境でもAndroidを使うことができたりします。これ、エミュレーターという機能を使うことが多いわけですが、今回はそんなお話をさせていただければと思います。

f:id:freedomlife:20140521102640j:plain

photo credit: ToastyKen via photopin cc

 

エミュレータとは何か

みなさんはエミュレーターという言葉を耳にされたことありますでしょうか。エミュレータ( emulator)とは、あるシステムやOS環境において、別のOSやアプリケーションソフトなどを動作させるためのソフトウェアをいいます。

また、エミュレーターの機能やソフトウェアを使って、他のOSやその環境下で動作するアプリケーションを実行することを、エミュレーション(emulation)といいます。

つまり、この機能を使うと、Windows上でも、AndroidOSを動かすことができてしまうんですね。で、エミュレーターの概念や機能は、実はとてもフレキシブルな利便性を提供してくれることにお気づきでしょうか。

エミュレーションを実現するためには、動作するPCなどのデバイス環境が購読である必要があります。実はエミュレーターは、ソフトウェアによってOSの動作環境を再現しているためであり、たとえばWindows上でAndroidを動かすことのできるエミュレータは、ソフトウェアによって、Androidが機能する動作環境を、Windows上に再現していることになります。つまり、Androidからは、Windows環境内で自分が動作している認識はなく、あくまでも、特定のハードウェア内部において、自分が機能しているものと思っていることでしょう。

さて、この概念を使えば、異なるOSをひとつのOS内部に簡単に取り込んで使うことができることになります。

 

エミュレーターがあるとどんなことができるわけ?

エミュレーターは、さまざまなものが開発されています。

たとえば、昔ゲーム機で楽しんだ懐かしのゲームを、PC上で動作させるエミュレーターなどがあります。この手のエミュレーターを用意すれば、あとはROMカセットの基板からコピーしたデータ、つまりゲームソフトを起動すれば、そのままゲームができるわけです。

でもこれ、無許可の場合は著作権法に抵触するわけであり、実際にエミュレーター開発元が出荷差し止め訴訟を起こされたなんて事もありました。

一方、合法的なものとしては、昔のMacintosh上でMS-DOSやWindowsを動作させるエミュレーターなどが有名ですよね。まあ、現在のMAC環境にもありますけどね。

また、WindowsやLinux環境で、他のOSをエミュレートするエミュレーターなども開発されリリースされています。これらを用いれば、たとえばひとつのサーバー上で、複数のOSを起動することができるようになることから、仮想化に大きく貢献していたりします。

昔は、ひとつのPCに、ひとつのOSを機能させることで、さまざまな処理を行っていたわけですが、現在ではひとつのサーバー上にいくつものOSを機能させることで、複数のユーザが環境をシェアしたり、1ユーザが、複数のOS環境を使いこなすこともできるわけですね。これって利便性の拡大には大きく貢献することになったわけですね。

 

Windows上でAndroidを動作させるエミュレーターって?

うっかり書き忘れるところでしたが、冒頭でご紹介したWindows上でAndroidを動作させるエミュレーターについて、少しだけふれておくことにしましょう。

Windows上でAndroidを動作させるエミュレーターについては、需要もあることから、今後さまざまなものがリリースされるかと思いますが、一例を挙げるならば、Windroyというエミュレーターがありますね。これをWindows上にインストールすることで、AndroidがWindows上で動くようになります。

イメージとしては、ソフトウェアを立ち上げると、その中にAndroidが立ち上がっているという感じです。現段階のバージョン(2014.05現在)では、GooglePlayストアは使えないんですが、apkファイルをフォルダに保存することで、アプリ一覧に表示されることができるので、使えるようになります。

結構便利です。ちょっと興味のある方は、使ってみられると良いと思います。

なお、「俺はAndroid環境があれば、Windowsもいらない!」とおっしゃる方であれば、いっそのこと、AndroidをPCにインストールして使うという手もあります。

Androidは、基本的にオープンソースなので、isoイメージをダウンロードしてきてディスク内に展開をすれば、PCをそのままAndroid専用機として使うことだってできるんです。

中には相性が悪い場合もあるようですが、多くの場合、LANやwi-fi環境などはなんの苦労もなく認識してくれるはずです。また、動作も非常に安定しています。

最近では、Androidのタブレットなども数多く登場していますが、ノートPCを開くと、そこにはスマートフォンで見慣れたアイコンが並ぶなんてのも、ちょっと人の目を引いたりしますよね。

話題作りにもいいかもしれませんね。