RYU'S IT Room

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安価な無線LAN対応USBストレージリーダー・リリースのお話

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PCやネットワーク関連デバイスって、日々高性能化するとともに、製品によってはどんどんと安くなりますよね。とってもありがたいことなんですけど、デフレ脱却の雰囲気ってどこかに感じたりしますでしょうか。まあ、ガソリンは依然高止まり状態ですけどね。

で、今日は無線LAN対応のストレージリーダーがリリースされたってお話です。まあ、そんなに凄いネタではないんですが、ストレージリーダーが何か、どんなことが便利になるのかなんてことをご理解いただくだけでも、いらしていただいた価値があるんじゃないかなと思います。

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photo credit: HAMACHI! via photopin cc

■そもそもストレージってなあに?

ITやコンピュータ用語ってとかくカタカナや英字が出てくるので苦手という方もいらっしゃることでしょうね。

「日本人なんだから日本語を使うべきだ」と主張されるオジサマのご意見もわからないではありませんが、そんな彼らとて、野球用語は英語を使いますよね。たとえば、「ストライク!」を「よし!」、「ボール!」を「だめ!」、「アウト!」を「ひけ!」、「セーフ」を「よ?し」なんて言ってたらイマイチ盛り上がらないことでしょう。ということで、まあある程度は慣れてしまったほうが良かったりします。

さて、ストレージ(storage)とは、外部記憶装置のことです。って、日本語の方がわかりにくいかもしれませんが、コンピュータの主要な構成要素のひとつであり、情報を永続的に記憶するための装置をいいます。と、コンピュータアーキテクチャ分野ではそう説明してくれています。つまりは、ハードディスクやフラッシュメモリ記憶装置、昔であれば磁気テープなんかもストレージに属するわけです。

■でもここではストレージリーダーってなってるけど

そうなんです。ストレージとストレージリーダーってのは少々違います。ストレージは先にも説明したように外部記憶装置なんですが、ストレージリーダーは、外部記憶装置の内容を読み込むことのできる装置をいいます。

何やらわかりにくくなってきましたね。ということで、ちょっとしたこれまでの例をあげます。たとえばPCやスマートフォン、デジタルカメラなんかを使いこなすあなたが、SDメモリカードに書き込まれたデータや写真をPCに取り込む場合、PC側にSDカードスロットがなければ、SDカードリーダーを用意してここにSDカードを差し込むとともに、SDカードリーダーをPCとUSBで接続って感じのことしますよね。

ストレージリーダーは、SDカードリーダーのストレージ版だと思っていただければ良いわけです。SDカードリーダーの場合、さまざまな形状のSDカードスロットが用意されているはずです。ストレージリーダーにもSDメモリスロットは存在します。また、これ以外にUSBポートを実装していて、外部SSDやハードディスク、USBメモリなんかも接続できるようになっています。つまりさまざまなストレージ内の情報を読み込むことができるわけです。

■ストレージリーダーで便利になることは?

最近のストレージリーダーが便利な点は、なんと言っても無線LAN、つまりwi-fiに対応しているってことでしょうか。これまえのSDカードリーダーってPCにUSBで接続する必要があったかと思います。でも、最近のストレージリーダーは、無線LAN接続ができるので、いちいちケーブル接続する必要がないわけです。

さてさて、ストレージリーダーに、たとえば外付けハードディスクを接続したとします。すると無線LAN、つまりwi-fi接続することができるスマートフォンやタブレット、ノートPCなどのデバイスから、ストレージリーダーに接続した外付けハードディスクの情報を読み書きすることができるようになります。

これって便利だと思いませんか? すべてのデバイスで同じハードディスクを使って情報を共有することができるわけですから。また、USBメモリやSDカードをストレージリーダーに接続すれば、この中の情報を共有することもできます。まあ、当然のことwi-fi接続するには、PINコードなどを設定しておく必要はありますけどね。

で、どう使うかって言うと、たとえば夏休みに、みいちゃんとアキちゃん、サリナちゃんの仲良し3人組で、ハワイにいったとします。みんなそれぞれスマホでバチバチと写真をとることでしょう。そしてホテルに帰って部屋で盛り上がる際、ストレージリーダーにSDカードを一枚刺しておけば、みんなでそこに写真を書き込みます。

すると、全員の写真を全員がみれるようになるので、気に入った写真を自分のスマホに移したりすることができますよね。

「クラウドで共有すればいいんじゃないの?」

というツッコミもあろうかと思いますが、これってパケット結構つかうでしょ。最近はパケット定額でも上限設定があったりするので、wi-fiで飛ばして共有した方がお得でしょ?

■バッテリー付きのストレージリーダーも登場

これまでのストレージリーダーって、USB経由で電力の供給を受ける必要があったりしたのですが、最近のデバイスは、モバイルバッテリーを内蔵しているものも増えてきましたよね。このため、情報の共有のみならず、スマホの充電もできてしまうので便利ですね。

ちなみに5000mAH程度のバッテリーが内蔵されたものなら、2?3回程度の充電ができるので電池切れを心配する必要もなくなりますね。

■Wi-Fiリピーター機能を搭載するものもあります

さらに、最近の無線LAN対応ストレージリーダーって、Wi-Fiリピーター機能を搭載するものもあります。製品によって異なるので、購入時にはしっかりとスペックを確認する必要はありますが、いろいろな機能が満載なのは、利用用途がしっかりしていれば便利です。

wi-fiって無線でのやりとりなので、当然のこと距離が離れると電波が届かなくなってアクセスができなくなったり、不安定になることがあろうかと思います。

Wi-Fiリピーター機能は、電波が弱くなるあたりに置くことで、情報を中継してくれる機能であり、よって無線LANの利用範囲を広げることができるんです。

たとえば、ハワイ旅行中の、みいちゃんとアキちゃん、サリナちゃんの仲良し3人組が宿泊したホテル、オーシャンビューだし、なかなかリッチな部屋なんですが、寝室はwi-fiが使えるのに、なぜかリビングではちょっと電波が弱いという場合、寝室とリビングの境界あたりにこれをおいておけば、リビングでも快適にwi-fiを使うことができたりします。

wi-fiやデータ共有などの必要性があるユーザであれば、なかなか便利なデバイスといえるのではないでしょうか。価格も最近は、5000円を割るものもリリースされており、かなりお手軽に購入することが可能です。